リブレは2週間、腕などにシリコンのような細いセンサー(針)を刺したままにした状態で日常生活できるようになっていて、薄い小さな500円玉サイズの装置を、医療用の両面テープで固定して着けています。読み取り装置をセンサーにかざす(スキャンする)と、センサーから読み取り装置に数値が送信され、数値とグラフが記録されます。
腕に装着したまま24時間、糖濃度を測る機器
「フリースタイルリブレ」は、間質液内の糖を連続して24時間測定する、糖濃度の測定器のことです。
通常の血糖値測定は指先を小さな針で刺して、少量の血液をチップに乗せて測定しますが、このフリースタイルリブレは2週間使い捨てである「センサー」と呼ばれる500円玉大の計測装置を上腕等に着けたままにし、その上に測定器(リーダー)をかざして糖濃度を測定します。かざさない時間帯については15分ごとの平均糖濃度がこの機器に記録されていて、次回にかざした際に読み取り装置へ送信されています。
センサーは装着時にシリコンのような細い針が出ているものを専用のアプリケーターという容器にセットし、ポン!とスタンプを押すように、腕などに貼り付けます。センサーは腕に医療用の両面テープで貼り付けています。
太い腕でお見苦しくてすみません…(>_<)こんな感じで、腕に貼り付けます。
針を刺すのは痛くないの?
2週間の装着が終わり、外したところです。中心部に1センチ弱の柔らかい針が出ていて、これを腕に刺したままの状態で計測を行いますが、装着を失敗するとこんなことに(涙)センサーが突然終了してしまった時にそっと外すとこんな風に見事に曲がってしまっていました。
私も最初にTVで商品を見た時は、長い針を見て「痛そう…」と思いました。(私は実は痛みに弱い方でして…)しかし、実際着けてみましたが、装着のスタンプを押す時だけはちょっとしたチクッとした痛みがありますが、着けてしまうと、痛みはほとんどありません。腕を動かしても、ぐるぐる回しても大丈夫。
逆に着けた後に痛い場合は、装着位置が筋肉に当たっている可能性があります。装着時にはセンサーの装着位置についての注意事項を説明書でよく読み、痛くない位置に次回から装着するように注意が必要です。(一度装着すると再装着はできないので、多少痛くてもそのセンサーは外さずに2週間使う必要があります)
針自体を刺す時はさほど痛くありません。しかし、二の腕の脂肪が少ない人の場合は、普段の生活の中でも、ちょっとセンサー部をぶつけてしまったり、寝返りなどの際には痛い方もおられるようです。その場合は、腕以外の場所(脇腹や太ももなど)に装着されている方もおられるようです。
運動をしたり、お風呂やプールにも入れます
当たったり、ズレてしまったりなどの装着外れには気を付けないといけませんが、日常生活では入浴も出来ますし、湯船にも入れます。また運動も可能で、スポーツジムなどではプール入水も大丈夫です。(但し、アスリート的な長時間の入水やダイビングなどの深度のあるプールには適しません)
センサーは医療用の両面テープで着けますが、皮膚の状態から外れやすい方もいらっしゃいます。その場合はアボットからセンサーの上から貼る補助テープなどが販売されていますので、そちらを利用されたり、見栄えは悪いですが、ご自分で医療用のテープで補助してあげても良いかと思います。
商品名:Freestyle Libre adhesive patches