フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【リブレビューの活用】リブレリンクを有効活用するために

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リブレリンクが2021年2月にリリースされ、専用リーダーは購入せずに、センサーとアプリのみで糖濃度測定をする人も増えているのでは?と思っています。私は糖尿病患者ではないので(非糖尿病の健常人なので)実際にリブレの装着を勧める医師が糖尿病患者さんにリブレの使い方をどのくらいレクチャーしているかが解らないのですが、もし、リブレビューのことまで説明を受けていない患者さんがいたら「良い機能が使いきれてないと、もったいないな」と思います。そこで簡単ではありますが「リブレビュー」の使い方を紹介しておきたいと思います😊

 

 

「リブレリンク」はご存知ですか?

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「リブレリンク」はそれまでセンサーの測定値を計測するのに必要だった計測器「リーダー」に変わってリリースされたフリースタイルリブレのセンサー専用計測器アプリ(無料)です。

現時点(2022年春)でも、センサーがおおよそ7500円、リーダーも7000~7500円程度で実売されていますが、2021年2月にリーダーに変わるアプリがリリースされ、リーダーを購入しなくてもスマートフォンがあれば糖濃度が計測できるようになりました。

販売開始時から一向に値段の下がらないフリースタイルリブレ。リブレの装着を検討する際、導入初期費用が高い糖濃度計測器ですが、リブレリンクを使えば、15000円程度かかるところを、センサーの費用だけで済むので、半値で使い始められるのは、患者側にとってはうれしいことだと思います。(私のように非糖尿病の方にとっても)

ただ、センサーは2週間使い捨てですが、リーダーはずっと継続して使えますし、チップを使い穿刺血糖値を測ったり、ケトンチップを購入してケトン体を計測することも出来るので、糖尿病患者の方にはリーダーの購入もおすすめだと思いますが、境界型の方や非糖尿病の方など、一時的に糖濃度計測をしてみたい方には、アプリだけで始められると導入のハードルは低くなると思います。

リブレリンクの測定結果を一覧で見れる「リブレビュー」


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リブレリンクがリリースされるまでは、フリースタイルリブレのリーダーでのみ計測が可能でした。リーダーで見れる過去の計測値の履歴は、小さな液晶画面のボタンを何度も押してさかのぼらないと見ることが出来ませんでした。

そのわずらわしさを解消してくれるのが、リーダー専用の「データ管理ソフトウェア」です。毎日の計測値や平均値などを一覧表で見ることが出来ます。

freestylelibre2.net

私のブログでも「データ管理ソフトウェア」でレポートを見る方法を紹介しています。

このリーダーのデータ管理ソフトウェアを見るためには「パソコン」が必要で、専用ソフトウェアをインストールする必要がありました。

ですので、家にパソコンがない方や、職場や学校にパソコンはあっても、それに個人的なソフトウェアをインストールしてはいけない場合は、リーダーでの詳しいデータを見ることが出来ませんでした。

更に問題だったのは、リーダーに記録された計測データは、90日以内に必ずパソコンに接続して取り込まなければ消えてしまうということです。

しかし、新しくリリースされた「リブレビュー」なら、パソコン経由なしのクラウドで、リブレリンクで計測した毎日の計測値や平均値が、いつでもスマートフォンでタイムリーにデータ(計測の一覧表)が見ることが出来るのです。

リブレリンクでは計測時に付ける食事内容やメモ等も自由入力出来るようになり、リーダーに比べてより詳しくその内容が記録出来るようになりました。その内容がリブレビューではきちんと表記されるので大変便利になりました。

またリブレビューがリリースされたので、90日以内にPDFに変換して保存しておけば、記録データが消える心配がありません。わざわざパソコンに接続しなくて良くなった点は、本当に便利になりました。

(※ケーブルでつなげば、リブレビューはリブレリンクだけでなく、フリースタイルリブレのリーダーでも使えます)

リブレビューもアカウント利用料は無料

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リブレビューは「医療従事者からの招待メールを受け取って登録」とありますが、自身でアカウント登録すれば、招待メールがなくても使用することが出来ます。

まずはリブレリンクでアカウント登録して使用を開始し、それからリブレビューのアカウントを作成します。

フリースタイルリブレ・リーダーでも使用することが出来ますが、リブレリンクでの使用登録を行えば、パソコンを使用することなく、クラウドで常に計測データが更新されるので、とても便利です。

リブレビューの最大の利点は、リブレリンクを使うことにより、簡単に最新データがクラウドで更新され、診察室のパソコンでいつでもその計測データを確認することが出来る点です。

(リブレリンクアプリを使っている場合はPCに接続する必要はなく、スマートフォンで確認出来ればOK)

診察時に主治医の先生に計測データを見てもらうことが出来れば、今までの様にいちいち血糖値を記録したノートやレポートを持参する必要はないのです。

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詳しいリブレビューについての使い方はこちらからメーカーサイトをご覧いただけます。

患者さん向け:リブレViewマニュアル・関連資材|FreeStyleリブレ情報サイト

 

病院ではどこまで指導しているのか?

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私が個人的に気になるのは、糖尿病などで医師から勧められてフリースタイルリブレを導入されている方々が、どの程度の指導を受けて、フリースタイルリブレを使われているのか?ということです。

実際のところ、フリースタイルリブレが一般向けに販売開始されて4年以上経過しましたが、まだまだ日本国内では普及が遅れていて、未だフリースタイルリブレ第一世代の販売にとどまっています。(ドイツなどでは、2022年4月現在でリブレ3が販売されています)

リブレそのものの使い方についても、今までの穿刺による血糖の実測を行うのとは違う「間質液の糖濃度計測」を行うことや、実際の血糖値との乖離差(インスリン抵抗性などの影響を受けること)が発生することがあるなどの説明を正しく行える医師が多くいるのか?ということについても、疑問を持っています💦

(その昔、糖質制限を勧める医師の中にも、間質液内の糖濃度計測の特性を理解しておらず、乖離差を誤差だ誤差だという医師が少なく無かったこともあって)

またその機能を理解していても、診察の際の診療報酬請求上の問題として、リブレの使い方やリブレビューの使い方まで詳しく説明する時間がなく(説明に時間を割いても、その報酬は請求できないことや、たった10分や20分程度の説明時間では患者に全ての機能を理解してもらうことは大変難しい)どうしても「単なる計測器のみの機能」しか使えてない(教えてない)場合が多いのではないか?と考えます。

ちなみにうちの近隣の個人クリニックについても、フリースタイルリブレを勧めてる病院は無いように思っています。(近所の糖尿病患者さんの話)

それらもあり、フリースタイルリブレそのものを処方出来るのも、大病院や糖尿病専門医などの先生に限られているのでは?ということもあり、リブレを使いこなすための拡張機能であるリブレビューの説明まで出来る医師は更に限られてくるのではないか?と。

しかし、せっかくの血糖トレンドをひと目でみることが出来る便利な機能ですので、ぜひフリースタイルリブレを着けられている患者さんについては、もっとリブレビューを活用して欲しいと思うのです。

リブレビューを勧められていない方については、患者側からもリブレビューを活用したいと主治医の先生にぜひ要望を伝えて欲しいと思います。せっかくの高機能医療機器ですので、高い分、無駄なく機能をフルに使いこなして欲しいと思っています。