フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【糖質制限との出会い①】最初は順調だった糖質制限

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私が社会に出たのがちょうどバブル期の頃で、あちこちで豪華な大型スポーツクラブが開業され、高級エステサロンも次々に開店されていました。「お金をかければ、誰もが楽して痩せられる、きれいになる」という甘い言葉に、誰もが疑いをもたない時代でもありました。

 

糖質制限を始める前は78キロありました

糖質制限前は78キロあった私。40代、身長は157センチ、体脂肪率はなんと35%以上。洋服のサイズは3Lで、もう見るからに「肥満体型」でした。腹囲も結構な数値で、職場の健康診断では「メタボ」と診断されていて「要指導」扱いとなり、健診後には保健指導を受けていました。

実は私は子どもの頃から「肥満児」で、小学校入学時で既に25キロ。小学校6年生の時では、身長155センチで体重は63キロもありました。もう幼少期から立派な「絵に描いた様な肥満児」でだったのです。

その後の思春期も、運動部には所属していなかった為にやせることはなく、中学・高校時代も60キロを維持。適齢期にはちょっとだけダイエットを成功させて、55キロくらいまでに一時的に落ちましたが、結婚後にはまた60キロにリバウンド。

当時は自宅で仕事を請け負う自営業で仕事していたこともあり、運動不足から徐々に体重は増加を続け、長男妊娠当時で70キロを突破。ついには、7年後の次男妊娠時で80キロを突破してしまいました💦次男を出産した後、これではいけないと、本腰を入れたダイエットに挑戦し、68キロまでは落としたのですが、再びじわじわ増加。再び78キロまで戻ってしまっていました。

数々のダイエットに挑戦したが全てリバウンド

実は私の母も長年160センチ、60キロからほぼ変わっていない体型で、どちらかといえばぽっちゃり遺伝の体質だと思います。思春期から母と一緒にダイエットに挑戦しましたが、二人とも失敗に終わっていました。

当時流行した「粉ミルク・ダイエット」(赤ちゃんの粉ミルクを置き換え食として飲むもの)、「液体プロテイン・ダイエット」(今でいう酵素液のようなものを飲む)、「ルームランナー」、「オオバコ・ダイエット」、「ビスラットゴールド・ダイエット」(サプリメントのようなもの)、「カチンカチン体操」(有名芸能人考案の体操)など、様々なダイエットに挑戦するも、親子共々結果は惨敗でした(笑)

私が社会人になってからは、エステにスポーツジム、痩身高級下着など、お給料をつぎ込みいろいろ挑戦しましたが、やはり思うような結果は得られませんでした


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ダイエット食品で痩せましたが止めればリバウンド

結婚後に唯一、10キロほど痩せたダイエット方法があり、有名健康食品メーカーの「ダイエット・コンテスト」に挑戦した時でした。コンテストに応募した参加者は、そのメーカーのダイエット食品が割引価格で買えるということもあり、挑戦してみることにしました。

年齢も40代、体重が重い為に、膝を傷めたり、腰痛も出てきていました。「これを機会に痩せないと、年齢的にも本当にまずい…」というところまで来ていたのです。

そのメーカーの推奨する減量方法は、1食または2食を「置き換えダイエット食品」を利用し、相乗効果のある多種のサプリメントを併用する方法でした。コンテスト参加者については、アドバイザーさんへメールでの相談を利用することもできました。そのかいもあって、短期間で10キロほど痩せ、1次予選通過まで行くことができました。

しかしそれは、一時的には効果が見られる減量ではありましたが、減量が持続することはなく、私はその予選通過後、長い停滞期を経験することになりました。1か月以上も減量がストップしてしまい、体重が停滞し一向に落ちません。唯一の普通食としていたその1食の量やカロリーを減らしても、体重が落ちることはありませんでした

今思えば、急激な食事制限のために栄養不足を起こし、体が飢餓状態と判断し低代謝に陥っていたんだと思います。

結局、大きな体重の変化を得られることはなく、2次予選を通過することは出来ませんでした。最終選考まで残るまでもなく、予選落選でコンテスト終了となり、その後はまた、じわじわ増加。やはりまた、半年もかからないまま10キロリバウンドしてしまいました。

糖質制限では初めて無理なく痩せることが出来た

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そんな私が「糖質制限」と出会ったのは、家族の病がきっかけでした。家族の「がんの再発」です。9年前にがんを宣告され、手術を受け、5年生存も一緒にお祝いし、治療もひと段落し、もうすぐ10年生存のお祝いをしなくちゃね!と言っていた矢先のことでした。かなりのショックでした。

それからは私も、いろいろと「がん」についての勉強を再び始め、再発について有効な治療方法はないか?と、情報を探し回っていました。9年も経つと情報はいろいろと変わっていました。

そんな時に見つけたのが「糖質制限ががん治療に有効」との記事でした。いろいろな関連の書籍も読みあさりました。これなら薬剤を使うような副作用もないし、お金も特別何十万とかかるものでもない。治療のために頻繁に通院する必要もなく、自分で自宅で出来そうだ。それを見た私は、家族本人に勧める前に、まず私が「自分で出来るかどうか」を検証してみなければ、いくら勧めてもやってもらえない、そう思ったのです。「まずは自分でやってみよう!」そんな気持ちで糖質制限を開始しました。

主食の白米やパン、麺類を断ち、代りに卵や肉、豆腐、チーズやヨーグルト等を多く摂るようにしました。大好きだった間食も糖質ゼロとうたわれた商品を選んで食べる様になりました。

その結果として、最初の半年ほどで10キロ以上痩せることが出来ました。そこからの半年で更に8キロの減量に成功することが出来ました。

しかし最終的にはいいことばかりではなかった

糖質制限を行うことにより、短期間で見た目にも解るほど体重が落ち、「腰痛や膝の傷み」など、肥満による不調などは改善されました。しかし、糖質制限を始めて1年半後に私は色々な不調が現れはじめます。

いろいろ原因を探した結果、その原因となった「糖質制限」を中止し、糖質を意図的に摂りながら不調を治していく生活を約1年間送ることになりました。

確かに体重が落ちて健康的な体になったことはうれしいこと。肥満によって引き起こされる重病な病気にかかるリスクは軽減されたと思います。

しかし、代りに別の疾患を引き起こしやすくなるリスクを抱えることになってしまったことは、やはり、健康な人の糖質制限には向き不向きがあり、やり方を間違えれば、逆に健康被害が出ることもある、という食事法であることについても知っておくべきだと思うようになりました。

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