フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【人工股関節置換術】退院後10〜30日目(術後27〜47日)

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人工股関節置換術の術後27日目。傷の方もきれいになってきて、股関節の状態も今まで感じていたような神経に当たる痛みはなく、順調に回復してきています。屋外での歩行時には転倒防止に杖を使いますが、自宅内では無しで生活でき、右股関節に体重も徐々にかけられるようになりました。いよいよ職場復帰です。

 

術後27日目〜いよいよ職場復帰

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職場は自宅から車で約10分という距離なので、車通勤しています。前日に運転の練習をしてみましたが、術前のような神経に当たるような股関節の痛みもないので、スムーズにアクセル&ブレーキ操作が出来て、入院中にあった大腿部の痛みや筋などのつり感もなく運転できました。足首部分をひねるような動きでも、股関節部分に痛みは全く生じません。

これも入院中、理学療法士さんと作業療法士さんのリハビリを毎日朝昼受けてこれたおかげです。

車通勤に戻りたい話については、手術前から主治医の先生を始め、理学療法士さん、作業療法士さんにずっと訴え続けていたので、足の使い方や張りの出具合の様子を術後からずっと見てくださったり、筋の痛みを取ることなどについても、かなり重点的に見てくださっていました。おかげで痛みも違和感もなく、術前と同じように車を運転することが出来ました。

ただ、一般的には右足の股関節を手術した場合、年齢や筋肉の状態などに個人差はありますが、車の運転を再開するには術後1-2ヶ月程度の時間がかかる場合があると言われていますので、私と同じように早い時期に車の運転を再開される場合には、主治医や理学療法士さん、作業療法士さんと相談の上、再開されるようにしてください。

歩くには、ものすごく時間がかかりますが、近隣だけなら車移動の方が断然早くて楽です。荷物の持ち運びがあるなら余計にでしょう。

ある程度動けるようになってくると、金属のボールやステムが入っているとは全く思えないほどの快適さです。

【もっと早く手術すれば良かった】と思いました(笑)

ただ3週間の入院では、右足の筋力は確実に落ちているかと思いますので、当面は近場、短時間だけの運転に限定して乗りたいと思います。

私の仕事はデスクワークを中心とした事務アルバイトで、ほぼ座り業務。平日週5日、9-17時の勤務で、郵便をメールボックスに取りに行ったり、コピーなどで印刷室に行くなど、立ち上がりや歩くこともあります。

しかし、職場の理解ある同僚や上司のおかげで、皆さんが私に負担がない様にと、カバーしてくれるので、術後ひと月も経たないうちに復帰することが出来ました。職場の皆さんには本当に感謝です。

事務所内では、机周りでは杖なしで移動、他部署(別館)に行くときには杖を使用することにしました。

術後30日目〜買い物に立ち寄り

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職場の復帰してから3日目、仕事の帰りに、食料品の買い物に、スーパーマーケットに立ち寄りました。

杖は買い物カートに引っ掛けて、替わりにカートを支えにして店内を移動しました。

職場復帰したものの、やはり1日仕事をするだけでもかなりの疲労感があるので、仕事後の食料品の買い出しは、必要最低限なものだけを買って帰宅しました💦

仕事で疲れた後の帰りに大型スーパーでウロウロするのは、まださすがにしんどかったです(涙)

食料品のまとめ買いなどは、今までのように生協の個別配達に頼むか、仕事が休みの日に家族に付いてきてもらうかして、行こうかなと思います。

しかし、今回の手術を経験して、大型スーパーではの店内移動の際には、かなりの歩数を歩かないといけないということを改めて実感しました。

行き慣れたスーパーであってもこれですからね💦あ!あれ買い忘れてる!と、行ったり戻ったり。しばらくは買い物メモを活用し、買い忘れがないようにして、体力を調理に残しておかなければ(笑)

私の住む田舎は、郊外型の大型店舗が特に多いので、買い物の内容によっては、コンビニやドラッグストアなども上手に利用し、足への負担がないような買い物が出来るよう、目的別に使い分け、工夫して利用したいと思います。

術後31日日〜電車に乗って外出

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この日は実家に泊まりで行く用事があり、術後初めて電車でのお出かけとなりました。

荷物は軽い素材を選び、斜め掛け出来るタイプのナイロン素材のかばんを選び、両手が空くようにして(左手には杖なので、右手を空けれるように)、カジュアルな服装で、スニーカーを履いて出かけました。

かばんをリュックサックタイプにしようかと思ったのですが、実はこれが意外と大変で、リュックだとかばん自体が重かったり、杖を使いながら、財布やハンカチなどをかばんから取り出す際に、背中から上げ下ろしするのが、結構な重労働ということが判明しました(涙)

手ぶらでは結構歩けるようにはなってきましたが、やはり【荷物】を持つとなると、やはり足への負担を感じます。

また、実家に帰る途中に買い物もしたくて(デパ地下に寄って、お菓子を買いたかった)そうなると更に重量が増えます💦

とにかく荷物を【100gでも軽くしたい】といった感じです(笑)

普段、実家へは自分で自動車を運転して帰省していましたが、さすがにまだ長時間の運転は危ないですし、主人の都合も悪くて、ひとりで電車で帰ることになりました。

道中、私鉄2本と地下鉄1本を乗り継いで行かなければならず、まだ杖を手放せない今の時期は、かなりのプレッシャーでした。

久々に電車を利用したのですが、近年ではバリアフリー化が進み、ホーム〜改札階への移動には必ずエレベーターが利用できるようになり、ずいぶん楽になりました。

しかし、地下街から地下街への移動や、地下街から地上階への移動の際のエレベーター利用時には、古い地下街の場合、エレベーターが後付なことも多く、かなり遠回りをしないといけなかったり、一旦屋根のない外に出ないといけない場合があったりと、不便さを感じることもありました。

後付エレベーターに乗るために、かなり複雑な案内であったり、回ったもののエレベーターが利用したい階には行かなかったりと、解りにくい場合が多かったです。

健康な時には気づきませんでしたが、股関節の手術をして足が自由にならなくなって初めて、車いすやベビーカー、杖や補助カートを利用される方のご苦労を知りました。

術後38日目〜子どもの参観日

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中学生である次男の中学の参観日でした。さすがにまだ歩いていくことは出来なかったので(歩いて片道30分かかります💦)学校には夫に車で連れて行って貰いました。(かなり端っこの校区になります)

この日は車で連れて行ってもらうので、杖なしで出かけました。

正午過ぎ、参観前に【AED講習会】のある日で、事前に申し込んでいたので、PTA役員でもある夫と一緒に参加しました。

教室の床にマットを敷いて、そこにモデル人形を置いての講習会でした。床に膝立ちになり、体重を掛けての心肺蘇生の心臓マッサージを行いましたが、なんとか参加者の方々と交代しながら、無事講習を受けることが出来ました。

起立の姿勢から床に膝立ちになるまでや、逆の膝立ちからの立上りには、片足ずつ体重移動させるなど、少し時間はかかりましたが、杖なしでも立ち上がれ、股関節部の痛みや違和感も特に感じませんでした。

この日以降から、職場や買い物にも杖なしで出かけるようになりました。

術後47日日〜初めての外来診察日

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退院後、初めての外来での診察日でした。朝は整形外科の予約時間前に来院し、診察前にレントゲンを撮りました。起立した状態で、正面から1枚。ベッドに横になり、股関節を開いた状態で1枚撮りました。

レントゲン室の前がちょうどリハビリ室なのですが、入院していた時の私のように、理学療法士さんに付きそってもらいながら、リハビリされている患者さんが通りがかりました。

「ああ、私も一歩一歩、床を踏みしめるように歩いてたな〜」と。しかし、今はこうして杖も使わず、左右差の足の長さ感覚の違いはありますが、特に痛みを感じることもなく、杖なしで、スタスタと普通に歩けることに、本当に感謝です。

この頃には、職場で過ごす平日でおおよそ3000〜5000歩は歩いていました。ウォーキングのようなしっかりした速さや歩幅はありませんが、日常生活では、ほぼ支障なく過ごせるようになりました。

5000歩歩いた翌日は、疲れを感じることはありますが、痛みを感じることはありません。関節自体には問題がないんだな、と実感できました。

診察の方は傷口のチェックと、レントゲンの確認。足の動きはどうですか?という問診でした。

「もうしゃがみ込みとかも、やっていいよ」とのことでしたが、お尻が床につくほどの屈伸はまだ大腿部前の筋がピンと張り、曲がりづらい状態です。

徐々に在宅リハビリを取り入れ、屈伸出来るまでになりたいと思います。

軟骨の擦り減りが解消された人工股関節側の右足は、相変わらず【足が伸びた】ような感覚です。右足と左足が違う高さの地面を歩いているような状態。早足で歩いていると、バランスを崩しそうになることも💦

高齢者の方やもっと長さの変わった方(骨頭壊死が進んでいた方)では、靴の中敷きで調整したりする方もいるそうなのですが、まだ50代で片側のみの手術ということで「頑張ってもっと動けるようになれば、自然と戻りますよ」ということです。

後、階段の昇り降りが怖くて、一段ずつ足を揃えてしか出来ない状態なのですが、これも動けるようになれば交互に昇り降りが出来るようになりますよ、ということなので、ゆっくり練習するところから始めようと思います。

退院して1ヶ月後には、こうして自分の足で、痛みもなく、杖なしでスタスタ歩いて診察に来ることが出来ました。

端から見て、たぶん誰も私が人工股関節であることには気づかないはず。

約3週間の入院は大変ではありましたが、家族の協力が得られ、乗り越えることが出来ました。迷惑をかけた分は、家事で頑張って、元気な体でお世話して、お返ししたいと思います!

結果的には【もっと早く手術すればよかった】と思うばかりです。私と同じような状態で、痛み止めを何年も飲んでいる方には、やはりできるだけ早い時期の手術をおすすめしたいと思いました。

 

次回は入院中の【これが大変だった】と【費用に関するお話】をしたいと思います。