「リブレリンク」がリリースされて1年2ヶ月が経ちました。リーダーを持ち歩かずにスマホで計測できる便利なアプリではありますが、やはり「より血糖値に近い値」を知るためには、リーダーでの計測も欠かせません。そんな時の「アプリとリーダーを併用する場合の注意点」をお伝えしたいと思います。
私がリーダー計測にこだわる理由
やはりリーダーでの計測における最大の利点は「血糖値の実測」が出来ることだと思います。穿刺血液での血糖値測定がリブレリーダーでは出来ます。スマホ計測では出来ない機能です。
私はフリースタイルリブレを使い始めた初期から、常に「血糖値とリブレ値の比較のための穿刺は必要」と言い続けてきています。センサーチップの入手はなかなか難しいこともありますが、装着の全期間とまではいかずとも、センサー装着初期、空腹時、ピーク時など、ポイントポイントでの穿刺による血糖値計測も行うことを勧めています。
何故ならリブレセンサーで計測する値は血糖値ではなく、細胞間の間質液内の糖濃度だからです。
リブレ値は血中の糖濃度ではないことを理解する必要があります。
昔、リブレを着け始めた非糖尿病の方からSNSで「穿刺が痛くて嫌だからリブレにしたのに」と書き込まれたことがありました。
もちろんフリースタイルリブレでは、穿刺による血糖値を知らずとも「空腹時の値とピーク時の値の差だけを使って高血糖を避けるようにする」という使い方をすることも可能です。血中の糖濃度を調べる必要がない方は、リブレ値だけで記録を取ることも一つの活用方法だと思います。
しかし、せっかくなら実際の血糖値を推測しながら使いたい。これが私の感想です。
そのためには、リブレ値と穿刺血糖値、この両方の同一地点での計測を行わなくては、リブレ値から本当の血糖値を推測することは出来ないのです。
そのため、穿刺による血中の糖濃度を測るためのリブレリーダーの使用は欠かせないものだと考えています。
起動は必ずリーダーから行うこと!
リブレリンクのアプリとリブレリーダーを併用する場合は、必ずリーダーから起動する必要があります。先にアプリから起動させてしまうと、リーダーによる計測が出来なくなってしまいます!
まだまだ値段の高いセンサーですから、その機能を最大限に使えるように、起動の順番を間違わないようにご注意くださいね!
パッケージデザインが変更されました
リブレリンクがリリースされてから、パッケージデザインが変更になりました。
中身は変わってはいませんでしたが、リブレリンクでも使用できるとの書き込みが追加されました。
ちなみに旧パッケージはこちら↓
一応、旧パッケージの製品でも、昨年2月の時点でリリース直後にリブレリンクで計測することは出来ましたので、単に書き込みが追加されただけだと思われます。
リブレセンサーには使用期限があり、センサー内の電池の寿命やセンサーを貼りつけるためのシールの粘度寿命などによるものかと思われますので、トラブルなく使うためにも、使用期限内の製品を使うようにしたいと思います。