フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【人工股関節置換術】入院8〜11日目(術後6〜9日)

人工股関節置換術の手術も無事終わり、回復期は個室に入れてもらっていましたが、ひとりでトイレに行けるようになったので、大部屋へ移動しました。これからは、自宅に帰ってから日常生活を送る上で不都合がないように、また私の場合は仕事にも復帰できるように、を目指したリハビリに取り組みます。手術後のリハビリを主とした長期入院生活をご紹介したいと思います。

 

術後6日目〜大部屋に戻り初入浴

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手術後の回復期には、無料で個室に入れていただいていましたが、合併症も起こらず、傷の方も順調に回復して来たので、手術前に入った大部屋(4人部屋)に戻ってきました。

大部屋に帰ってきた【大変さ】を実感し始めるのは、術後7日目の朝からになります…💦

切開した箇所の痛みは点滴抜管後は飲み薬で抑えられていました。かなり強い痛みが出ていた大腿直筋の強い筋肉痛のような痛みも、歩き始め動かすようになると、だいぶ和らいできました。

術後6日目、初めてのシャワー入浴をしました。看護師さん同伴で入室し、付添での入浴でした。洗髪や洗体、脱衣着衣を見届けた後に看護師さんから「次から見守りなしで入浴してOK」が出ました。昔、帝王切開で入院した時の初シャワーは「ひとりで入る」でしたので、やはり大病院は安全管理がちゃんとしてるなと感じました。

浴室の洗い場には、背もたれ付きの高さ45センチの風呂いすがあり、浴室内も手すりが周囲にありますので、歩行器無しでも手すりを伝い歩きして、無事入浴することが出来ました。

(やはり家でも高さ45センチの風呂いすを買っていてよかった)

また、午前午後のリハビリも、今までは部屋〜平行棒のおいてあるエレベーターホール間の移動で行いましたが、明日からは1階のリハビリルームに移動してそれぞれ行うことになりました。

そしてこの日は外来に降りて、レントゲンとCTの撮影を行いました。結果は問題なし!無事上手くいってるよ、と先生からお話がありました。

術後7日日〜リハビリ室でリハビリ開始

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術前までお世話になったロフストランドクラッチの杖とも、いよいよお別れかな?手術後以降は全くつかっていません。

午前中は運動機能回復のためのリハビリを受けに歩行器で1階のリハビリルームに移動。リハビリが進んだらT字杖を補助程度に使うようにしましょうとのことでした。午前中のリハビリの当面の目標は、歩行器から卒業して、杖でしっかり歩くことです。

午後の作業療法士さんによるリハビリでは、手術した方の足を自由に曲げ伸ばし出来るようになることと、ひとりで靴下を楽に履けるようになること、が当面の目標です。リハビリについても、術後7日目からは行う内容が変わってきました。

 

入院生活で今回大変だなと感じたのが「大部屋での共同生活」です💦

過去に2回、帝王切開での入院経験はありましたが、いずれも個人産院での入院で、個室利用(病院には個室しかないクリニック)でしたので、今回大部屋の利用は初めてでした。

同室は全て70歳以上の高齢者さんで、まあ個性的(笑)消灯〜起床時間なんて、あってないようなもので、昼間に昼寝(朝でも夕方でも寝る)するせいか、夜中は2時間おきに【常に誰かがトイレに起きてガサゴソする】ような状態。他人への音への配慮とかも、もう高齢になるとどこかにいってしまうのかしら…。

歩行器をガーガー鳴らしてぶつけながらトイレに行く、洗面でもペーパータオルをバサバサ乱暴に取り出す、ベッドでもすぐ寝られないからと、カバンや荷物を出してきてガサガサ触る、何度も冷蔵庫の開け閉めをする、でもって、冷蔵庫閉め忘れのアラームが鳴る、等が続き、やっと寝たかな?と思うと、また次の婆様が起き出きだす、というような状態(涙)入院生活というよりは【高齢者の介護施設で同居生活】といったた印象です💦

昼間もずっと「ずっと大きな独り言を言い続ける」や「常に看護師さんに文句を言っている」、また婆様たちがカーテンを開けて顔を合わせようものなら「1時間は世間話」と、なかなか若者には?しんどい生活です(涙)

なので「持ち物リスト」で紹介しました【耳栓とアイマスク】は絶対に必需品です!

これが【絶対にだめそう…】と思われる方は、医療保険の入院特約を【1日1万円コース】に変えることをおすすめします(笑)

術後8日日〜T字杖による歩行訓練開始

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午前午後共にリハビリルームに降りて、【T字杖による歩行訓練】が始まりました。

実はこれがなかなか難しく、今までは変形性股関節症を起こしていた方の右足は、軟骨がすり減ってなくなり、1センチ程度短くなってしまっていたのですが、今回手術でこれを治し、左右の長さが揃いました。しかし私自身の感覚としては右の方が長くなったようになり、長い方へ体重をかけることが難しいのです。(右足だけ一段高い段差を歩いているような感覚)

なので前から立ち姿を見ると(くの字)のように腰位置が曲がり、まっすぐになっておらず、今後その姿勢の矯正もしながら歩行訓練も行います。

このようにリハビリは、その人の体格や年齢や筋肉量、生活様式、利き足かどうか、手術までの悪化の程度、手術後に目標とする回復の程度など、内容がかなり個人個人により変わってきますので、理学療法士さん、作業療法士さんは本当に大変だなと思いました。

またこの日、外来で歯科受診しました。入院前、手術前と、今回3回目の受診になります。手術前にも歯科衛生士さんのチェックを受けて歯石とりをしましたが、今回も歯科衛生士さんと先生のチェックを受けて歯石とりをしました。虫歯などはないので、これで治療等もなく歯科受診は終了となりました。

手術を受ける整形外科受診だけはなく、関連する歯科の受診も出来たのは、やはり総合病院ならではだと思います。この病院を決める際に、私立の整形外科専門病院への入院を検討したこともありましたが、やはり歯科受診など総合的な健康管理からみると、整形外科専門病院より(私の場合はスポーツ的な専門外科手術ではないので)、やはり総合病院での手術にしてよかったと思いました。

術後9日目〜洗濯も自分で出来るように

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T字杖の練習も始まり、足の痛みや腫れ、筋肉痛もほぼ取れた状態になり、歩行器でもかなり素早く歩けるようになってきたので、歩行器でなら自由に病棟内をひとりで歩いてもよい許可が出ました。

なのでひとりで洗濯にも行くことが出来るようになりました。病棟内にはコインランドリーがあります。これで家族に「着替えを持ってきてもらわないといけない」ということが、無くなりました。

また、午後からのリハビリでは、足の痛みが取れてきたので、くつ下をはく姿勢の練習をしたり、風呂場の浴槽に入る練習をしました。f:id:kazokunoegao:20221015142607j:image

むくんだ足で失礼します💦実は手術をした方の右足の足首上辺りに、おおきな内出血が現れました。朝にはちょっと濃く出ていて、夜には写真程度まで薄くはなっていたのですが。(動いているうちに薄くなってきました)

このように手術の影響で、術部近くにできた内出血が、歩くうちに次第に下に降りてくることがあるそうです。ちょっとびっくりしましたが(ぶつけた記憶もないし)みなさんよく出る症状なのだそうで、安心しました。

こちらは放置していても大事な内出血だそうで、自然と吸収されていくそうです。

長期入院中のタイムスケジュール

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6:30 起床

(採血がある日は起床前にメディカルチェック)

7:00 担当看護師メディカルチェック

8:00-8:30 朝食

(この間に洗濯や入浴ができます)

10:00-10:30 リハビリ(理学療法士)

(この間に外来受診が入る日も)

12:00-12:30 昼食

13:00 担当看護師メディカルチェック

13:30-14:00 リハビリ(作業療法士)

(この間に薬剤師や栄養士の指導日がある日も)

(この間に洗濯や入浴ができます)

18:00-18:30 夕食

19:00 担当看護師メディカルチェック

22:00 消灯

それ以外にも、担当医が1日1〜2回病室訪問してくださいます。その時に体調を伝えたり、欲しい薬があったら申し出ます。

 

続きも後日アップしていきたいと思います。