フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【フリースタイルリブレ】夕食以降何も食べていないのに朝食前に糖濃度が高い場合

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フリースタイルリブレで糖濃度を測るようになって気付いたのは、朝起きてから何も食べていないのにリブレ値が上がることでした。「朝食を食べていないのにリブレの数値がどんどん上がってる?」ということを疑問に思った私はいろいろ調べてみると、前日の夕食での糖質摂取量が少ない場合、蓄えられていた糖質が朝には足らなくなり、糖新生が起こってる可能性があるということを知りました。リブレをつけることで、今までの採血では解らなかったことが、目で見れるようになりました。

 

前夜の夕食での糖質摂取量は?

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私の場合、夕食での糖質摂取量は大体ですが、1食約50g程度としています。白米やパンや麺類については普段は食べていません。(週末のお出かけの時くらいです)

肉か魚をメインにした主菜と付け合わせ、副菜1品、汁物が我が家の定番の夕食です。4人家族ですが、料理は食べ過ぎを防ぐために、家族分をそれぞれの皿に盛って食べています。

この日の献立は、厚揚げの豚肉巻きを照り焼きにしたもの、ほうれん草とゆで卵のチーズ+マヨネーズで焼いたもの、冷凍の市販のポテトフライ、野菜のポタージュでした。根菜や調味料からの糖質が結構あるので、主食に米やパン麺は食べていません。(この頃はまだ、野菜を今ほど意識して摂っていなかった時期です)

朝活で糖新生が起こって血糖が上昇?

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翌朝は5時半には起きて、長男と自分のお弁当を作り、洗濯機を回して、家族の朝食の支度をしてから愛犬の散歩(30分程度)に行きます。その間は何も食べずに活動しています。

7時過ぎにようやく自分の朝食となるのですが、朝食前に計測すると、120まで上がっていました。何も食べずに過ごしていたのに、普段の空腹時血糖値(90前後)から30も高い値になっていました。

これは糖新生?なのでしょうか。もしくは長男や次男の朝の支度のあまりの遅さに、イライラすることによって、アドレナリンが出てここまで上がったのか?(笑)

リブレはホルモン分泌によっても数値が上がる

リブレの計測では、糖濃度だけでなく、ホルモンの分泌による数値の上昇もあります知人は、食事を一切取らずに講演会で講義していた際、お話のあまりの熱演ぶりに、180を超える数値にまで上がったことがあると言っていました。興奮した際に、アドレナリンが分泌されたのでしょうか?

血糖をあげるホルモンは数種類あるといわれており、その中でも有名なのは、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンなどです。

グルカゴンは血糖値を下げるホルモンであるインスリンと相反するホルモンで、インスリンが出ていないときには、グルカゴンが出ているといわれています。

アドレナリンは興奮すると分泌されますし、コルチゾールはストレスがかかると出るといわれています。成長ホルモンは若年期に多く分泌されます。

この日の朝の活動量は、短時間でとてもバタバタしたものでしたので(毎朝が戦争の様な状態なので)、早朝から急激に動いたために体に蓄えられた糖質が足らなくなり、糖新生が起こったのでは?と考えています。それに加えて、学校に遅刻しそうな長男・次男に激を飛ばして?興奮した際にアドレナリンも多少出たのかな?と考えています。

私の場合ですが、過去の計測実験から、糖新生に入ったかな?と思われるときは、空腹時血糖値より+10程度あがることが多くありました。

朝の計測グラフを振り返ってみると

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お昼ご飯の後に、早朝から昼までの計測値を振り返りました。ブルーの帯は80-140に設定しています。

朝4時~6時頃までは、糖濃度は80くらいと低めですこれは寝ている間、体がエネルギーを無駄使いしないように、低代謝モードに入るからではないかと言われています。通常の空腹時血糖値よりも少し低い糖濃度になります。

5時半に起きて洗濯機をセットし、お弁当を作り始めたあたりは横ばいです。しかし、バタバタ動き始める6時以降からは急上昇します。

7時過ぎに長男が登校し、やっと座って朝食を食べ始めると、糖能濃度は降下し始めます長男にあれこれ言って興奮して上がった分も、出かけて行ったことでひと段落したのでしょう。ピークを130~140あたりで作り、そこから数値は下がり始めます。座って静止した頃は私と次男だけでのんびりした時間です。

「朝食を食べ始めているのに糖濃度が下がる?」といことに疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

実際には、①食べる→②小腸で糖が血液に吸収される→③血液から間質液に糖が吸収される、という工程の③でリブレを測っているのですが、この②~③が開始されるまでに、個人差はありますが、食べた後30分くらいから始まるのが一般的です。なので、食べ始めても糖濃度が上がり始めるまでは時間がかかるのです。

7時半頃なると7時頃に食べたみかんの分の果糖が吸収され、再び糖濃度は上昇を始めますちょっと大きめのみかんだったので、半分にしていますが、果糖は吸収が早いので、すぐに140あたりのピークに達しますそして下がるのも比較的早く下がっています。この辺が、単糖の吸収の速さだといえます。

そして朝食を食べた後に身支度をして私も出勤。車通勤なので特に大きな運動負荷はかかっていません。この日の朝食はみかんしか糖質を摂らなかったので、みかんの分の糖処理が済むと、再び空腹時血糖値に戻り、お昼まで横ばいあったことが解ります。

このようにリブレを着けることで、1日の始まりである朝の忙しい時間帯に、糖の処理や吸収がどのようにされているのかがよく解るようになりました。