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非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【人工股関節置換術】入院2・3日目(手術日・手術翌日)

入院した日の翌日に手術を行いました。手術までどんな様子で進んだか、手術の翌日はどんな感じだったのかをご紹介します。(手術前にネットで調べたのですが、情報があまりなかったので)今回の手術は全身麻酔。手術時間は入室から退室まで約3時間でした。

 

手術日までの準備について

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今回私は50代で変形性股関節症を患い、人工股関節置換術の手術を行うことになりましたが、60-70代でされる方が多い手術です。今回切除する骨頭部分を見せてもらいたいな、と考えていて(母の時は見せてもらえたので写真を撮りました)先生に聞いてみたのですが「実は若い方の状態の良い骨なので、再手術の方の移植に使いたい」との申し入れがありました。

なので衛生管理から、今回は見せてもらえない事になりました。(切ってすぐ保存)

どうせボールヘッド(部品)に取り替えたら捨てちゃうものなので【再利用に使いたい、助かる方がいる】とお聞きしたら、ぜひ協力したいと思いました。もしかしたら私もいつか再手術になり、誰かに助けていただく日が来るかもしれませんしね。

手術日前日

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歯科受診して歯科衛生士さんのメンテナンスを受けました(歯石取り)。コロナ禍で歯科健診も2年ほど受けれていなかったので、少し歯石がついてました💦

入院前の検査でも、虫歯や欠損、グラつきがないかの点検を先に受けていました。最近では、術中の安静維持や術後の回復期などに歯の状態が影響しないように、術前に歯科健診を受けることを推奨しているそうです。

また、執刀医の先生が病室に来てくださり、マジックで手術する右側の足にR印、動脈チェックするのに×印を入れました。

術前最後の採血をし、理学療法士さん、作業療法士さんの面談が終わると、本日の予定終了。

お風呂に入ってくださいね!とのことで、家族風呂サイズくらいの湯船に浸かる事が出来ました!(ぬるくなっていて、だいぶ足し湯しましたが)当分お風呂には入れないので、足を伸ばしてゆっくり入れてよかった。

夕食を食べ、明日に備えて下剤2錠を飲み、自販機で明日以降用の水分補給のための飲料を補充し(術前に1L、術後にも1日1Lくらい飲む)、就寝しました。

手術日当日

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手術は午後3時から。本日3番目の手術です。血栓防止の弾性ストッキング(ハイソックス)を履かせてもらいました。こちらは帝王切開の時も着用しました。(エコノミークラス症候群防止対策

術中術後にしばらく足が上手く動かせない手術の際には、今はほぼ皆さんが着用しているのでは?

手術は午後ですが、朝から1日絶食になります。水も飲めるのは朝10時まで。昨夜飲んだ下剤が効かなかったので(頑固な便秘症)お昼前に浣腸してもらい、排便も完了。

午後2時に家族(1名のみ可)が来てくれましたが、コロナ禍で手術室への移動のときにしか会えないので、談話室で待機です。手術室から連絡が入り、予定通りに3時開始とのこと。

時間になると、付き添いの看護師さんと、夫と、手術用のエレベーターに乗り、手術室へ向かいました。(自分の杖で歩いて行きました)手術室前で貴重品を夫に預け、ここでお別れ。

手術受付をして、第6手術室に入りました。前室で再度患者確認を行い、事前にしていた貯血も受け取り(自己輸血用)手術室へ。手術台に上がり麻酔のマスクをあてると、数分も経たないうちに眠りにつきました。

手術直後

手術は予定通りに3時間で終了。前方アプローチにて施術。問題なく、出血量も多くなく済みましたよ、とのこと。

「終わりましたよ〜○○さーん」の声で起きました。その時は多分まだ手術室だったかと。「無事終わりましたよ!わかる?」「…はい、ありがとうございました」と、返事をしてぼんやりしていたのもつかの間、!足に激痛が!

「痛いの?足?痛い?」と先生の声。もうそこからは返事ができない。段々痛みが増してくる感じ。というより、全身麻酔が切れていく感じだったのかもしれません。完全に覚醒してないまま、激痛のお出迎えでした💦

意識混濁したまま手術用エレベーターに乗って部屋に帰ったように思います。病室に帰ってからもあまりに私が痛がるのを心配してか(逆に痛がる私を見た夫がびっくりしていたためか)看護師さんが病室に夫を入れてくれました。

しかし痛みで夫と話すどころではなく、ベッドでのたうち回る感じ。足の痛みが全身を駆け巡り、じっとしていられない。股関節に何かが(釘や刃物など)突き刺さるような激痛。早く誰か抜いて!抜いて!助けて!みたいな(笑)うんうんうなり続けていました。

結局、夫は早々に帰され(お母さんに連絡しといたよ、だけ言い残し)、座薬を入れてもらいました。それでもほとんど痛みが収まらず、更に強い痛み止めの点滴を追加。ようやく【暴れずに寝てられる程度の痛み】に落ち着きました💦

これ、帝王切開を超える痛みやん…。過去の術後の痛みをはるかに上回る痛さでした(涙)

手術を終えた日の夜

かなり強い痛み止めを点滴してもらい、なんとか静かに寝ていられるようにはなりましたが(痛いのは痛い)その次に襲われたのは、全身が硬直したような筋肉痛。炎症も起こっているので発熱、発汗も凄い。1時間おきに目が覚めるような状態でした。

「ああ。帝王切開の後の夜と一緒だな…」覚悟はしていたものの、やはり痛みが辛かった。

個室の天井を眺めながら、うとうとする程度の眠りを繰り返し、ようやく朝を迎えました。

手術日翌日の朝から普通食

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看護師さんから「翌日からおかゆが出ますよ」と聞いていましたが、朝食は普通食のパンと牛乳が運ばれてきました(笑)

帝王切開の時はまず10分がゆからスタート、みたいな食事でしたが、今回は開腹はしてませんので、確かに普通食でも問題ないよね?💦

私は全身麻酔の後も特に吐き気やめまい、しびれなどもなく、全く影響がなかったので普通食が出たのかもしれません。

ただ、挿管した後の喉の違和感があり、パンと牛乳を半分ずつだけ食べました。(気持ち的には全部食べたかったが、さすがに食べられず)

私の母や妹が全身麻酔を受けたときには、覚めた後の吐き気とめまいが凄かったと聞いていたので、個人差があるのかと思います。

術後の回復期はしばらく個室に入れてもらえます。(差額無料で)

昔に腕を骨折したり、尾てい骨にひびが入ったときもそうだったのですが、骨折の熱が出ました。今回はその重症版ですから、しばらく続きそうです。

手術翌日、まず午前中に【ベッドに腰掛ける】に挑戦。早速上体を起こすリハビリ開始です。

そしてそれができたら【尿管を抜いて自力で個室内のトイレに行く】が目標でしたが、私の場合立ち上がると貧血を起こしてしまい、上が80くらいになってしまうので、トイレに行くのは無理となり(理学療法士さん、看護師さんの判断で)、尿管を抜くことが出来ませんでした。なので手術日翌日は1日、ベッドで横になり、安静にして過ごしました。

人工股関節のインプラント部品とは

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Strykerの人工股関節インプラントのカタログより。

大腿骨側には【ステムとボールヘッド】を挿入し、骨盤側(臼蓋〜きゅうがい)には【カップとライナー】を取り付けます。

手術では一旦骨盤から大腿骨を脱臼させてから行います。

術前の痛みと術後の痛みの違い

上記の部品を取り付ける手術が【人工股関節置換術】になりますが、手術を受けるまでは骨と骨があたり炎症を起こしたり、神経が当たるような痛みが大半かと思います。

また、その股関節部分の痛みをかばうために、患部と反対の足の股関節に負担がかかったり、膝や腰を痛めたりします。

私の場合は患部がすり減り、足の長さも1センチ短くなった状態でしたので、体が常に傾いた状態となり、背中や脇腹まで痛くなる日がありました。

しかし手術後は、切った部分の腫れと痛み、脱臼させた際の筋肉に負荷がかかった箇所の痛み、術後安静にしているがための硬直による痛み、などに変わりました。

また、尿管が入っているための不快感、点滴を数か所していたのでその後の痛み、全身麻酔をした際の喉が広げられた後の詰まるような感じの違和感などがありました。

 

この後の経過状態も更新していきます。