フリースタイルリブレでダイエット

非糖尿病人が時々血糖値を測りながら、健康的な食事法(ダイエット)を目指します。

【糖質制限との出会い②】最初は順調だった糖質制限

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特別なダイエット食品などを買うこともなく、どこかに定期的に通うこともない。時間も場所も選ばずにできる糖質制限は誰もが始めやすい比較的取り組みやすい食事法でした。普段「ちょっと食べ過ぎているな」というのも、そのほとんどが炭水化物であるご飯やパンや麺類。それらを他の食品に置き換えれば、食べる量も減らさなくていい。現代の忙しい会社員や主婦や学生にも、とっつきやすい食事法だったのです。

 

糖質制限を開始したのは2015年から

約3年前の2015年当時は、まだ今から比べると、「糖質制限」という言葉は、世間的にはあまり周知されていませんでした。大型書店においても糖質制限の関連本は、本棚に数冊しか置かれていなかったし、今のように平積みもされていませんでした。

しかし、フェイスブックやインスタグラムなどにおいては、健康法やダイエット法に詳しい方たちには、既に広く知られていて情報交換が盛んにされていましたので、まずはそれで情報収集をしながら、本をいくつか購入し、始めてみることにしました。

医師や管理栄養士たちが執筆した理論本やレシピ本を探した中で、私は「自分自身も糖尿病であり、実際に糖質制限を行っている」という医師の本を買い、ブログも定期的にチェックするようにしました。

糖質制限に関連する本も買いあさりました

ココナツオイルが体に良いといわれれば、その本を買い、ケトジェニックという言葉が聞かれるようになれば、それらについて書かれている本を買いました。糖質制限よりさらに厳しい制限もあると知れば、断糖の本も読みましたし、逆にもう少しゆるい糖質制限がいいというロカボ(ローカーボ)に書かれた本も読みました。

全て、医師たちのいうことなのだから、絶対に間違いないだろうと思っていました。

また内科系の医師だけでなく、外科医師や産婦人科医、精神科医も糖質制限を「いろいろな効果が期待できる万能な食事法」として「自身の患者にも実践している」と著書で紹介していました。糖尿病治療だけでなく、美容やダイエット効果もあると謳われていました。

多くの現役医師たちが勧めている、だからこそ「間違いない」と思ったのです。

そして「がん治療にも有効である」と書かれた本もたくさんありました。家族にがん患者がいり私は無我夢中で飛びつき、全て読みました。身内にがん治療中の家族がいる方なら、理解していただけるのではないかと思います。

沢山の医師たちが勧めるのですから、「糖質制限による絶大な効果」は間違いないはず。

私だけでなく、当時糖質制限を始めた方々は、みんなそう思っていたはずです。

糖質制限を始めて辛いのは最初の数週間だけ

糖質制限を始めるにあたり、それまでの米・パン・麺類がよく食べられていた食事の内容からは大幅に変わることになりました。しかし、幸いにも私は主婦で食事を毎日作っていたので、メニューを変えていくことは、さほど難しくはありませんでした。

まずは主食である糖質を、たんぱく質に置き換え、総カロリーが減った分は脂質で補う。食べる総量は減らさなくてもいい。それまでカロリー制限を主にダイエットしてきた私にとっては、驚きの連続でした。食べる量は減らさなくてもいい?!

主食となる炭水化物を減らしますが、肉や魚や卵や大豆製品や野菜は減らさなくても良いのです。お米やパンや麺類を食べられず「辛いな」と感じたのは最初の数週間だけでした。私の場合、もともと夕食は「ビールが飲みたいから」と、炭水化物は極力食べていなかったので、夜に主食を抜くことは、さほど辛いとは思いませんでした。ビールは糖質オフのものに変えました。

お昼に会社に持参するお弁当は、ご飯の代りに厚揚げやはんぺんにチーズを挟んだものを入れて、タンパク質に置き換えをしました。

食べる量は減らさなくていい。しかもお腹一杯食べられる。これ、本当にダイエットになるの?と思うような、夢のような食事法だと思っていました。

体重が落ち始めると糖質制限が面白くなった

糖質制限を始めて最初の2か月では7キロくらいの体重が落ちました。7キロ落ちるとやはり見た目の印象がずいぶん変わります。職場でも「ちょっと痩せた?」と声をかけられるようになりました。自分自身もずいぶん体が軽くなったように感じられ、糖質制限メニューを考えることも楽しくなり、それまでのダイエットに必ず付きまとっていた「食事に対するストレス」がほとんどないと感じていました。

それまで私は米やパン・麺類が大好きだったのですが、順調に体重が落ちていくことで、我慢するストレスが緩和されていたんだと思います。

「一生食べられない訳じゃない」と、そう思うことができるようになっていました。ダイエット期間だけ食べないだけで、また食べれるようになったら食べれるのだから。そう思うとそれまで食べたくて仕方なかった甘いお菓子類も我慢することができました。

ここまではよかった糖質制限の効果

しかし、順調だった糖質制限生活にも陰りが出始めます。体重が急に落ちなくなったり、髪や肌、爪に変化を感じるようになります。血液検査結果にも異変が見られ始めたのです。どのような不調が出始めたかはこちらで紹介しています。

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糖質制限を長く行ってきたお友達の中にも、やはり私と同じような体調不良になった方が少なくありません。しかし、糖質制限をある程度の期間で止めた人には、特に不調なく済んでおられるようです。

今振り返って思い返すと、

● どのくらいの期間行うか
● どのくらいの制限量で行うか

これらをどこで線引きするかによって、糖質制限による不調が出る方と出ない方がおられるように思います。

もちろんこれといった期間や制限量は、個人個人で違ってきます。年齢や体質、持病や一日の運動量や活動量によっても変わってきます。

しかし、当時の糖質制限の本やネットの情報でも、こういう症状が出たらやめた方がよいということや、こういう人には向いていないというものも、明確には紹介されておらず、具体的な「注意するべき症状」についても書かれている本はありませんでした。

「既往症がある方は主治医に相談しましょう」と書かれてはいましたが、健康な人、非糖尿病の人に対しての注意喚起は特に記載されてはいませんでした。

糖質制限で肥満体型だった私も○○kg痩せた、糖尿病だった私もインスリンや薬から離脱し完治した

という著者の治療事例が大きく取り上げられ、肥満や糖尿病の人にもぜひ実践すべきという内容だけが書かれていたのです。また、医師の著書を医師が推薦するというところも、疑わなかった理由でした。

そんな中に本当に真面目に糖質制限に取り組み、その更なる効果を期待する人たちの中に、どんどんと制限量を厳しくしていく人たちがいたのです。そしてその人たちの中にも、私のように知らず知らずのうちに不調が現れるようになっていたと、後に知ることになりました。真面目で自分に厳しく、真摯にその食事法を忠実に実践していた人ほど、その不調は大きく出ていたように感じました

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